2007年11月20日

牛さん親子で思う事・・・

  黒毛和牛の親子

 これも以前与那国島で出会った、牛さんの親子です。

 勿論与那国島だけじゃなく、八重山諸島どの島に行ってもこうした光景は見られて、で、よく牧場の脇を通ると子牛ちゃんがこちらに興味を示して寄って来たりします。
 けど、まだ臆病なのか、こちらがちょっと身動きしただけで、ビックリしてまた母牛の方へとトコトコと逃げていくのです。
 実に心温まる光景です。

 でも、こんな光景を目にする度、しばらく“ビーフ”が食べづらくなったり・・・

 まぁ、生き物を食べると言う事は、決して悪い事でも残酷な事でもなく、自然界の摂理なのでそれは良しとして、ただその中でも許せない事があります。

 それは、平気で食べ物残す奴、はなから余るの分かりきっていてジャンジャンメニュー頼む奴、残す事を美徳と勘違いしてる奴・・・

 そんな連中見てると、同じ日本人である事にとうてい誇る事も出来なければ、恥さえ感じます。

 「さぁ~今から君達殺して食べますよ~」と言って、喜んで集まってくる動物達はいない。
 家畜であろうと何であろうと、殺されそうになったら皆逃げ惑うはずだ。
 そんな命を奪って我々は生きているはずです。

 
 以前ニュースでこんな場面を見たことがあります。
 それは、サルが人里に降りてきて農作物を食い荒らすという問題が起きて、その対策をどうするかという、地元の住民会でのシーンです。

 被害を受けた地元住民: 「捕まえて全部殺せばいい!」
 動物愛護団体: 「殺すのは反対です!」
 被害を受けた地元住民: 「お前らはいつもそれだぁ、じゃぁお前らは肉食べないのか?」
 動物愛護団体: 「食べます!でもサルは食べません!」 
     ・
     ・
     ・
 この後もやりとりは続いていたのですが、特に印象に残ったのがこの部分です。

 最後の動物愛護団体の言ったセリフ、分かる人には当たり前、分からない人にはただの偽善、といった感じでしょうか。
 つまり、このセリフには、“食べる目的以外で生き物を殺してはいけない”という意味が込められていたと思います。

 被害を受けた地元住民の気持ちもよく分かるし、動物愛護団体の言う事も正論だと思います。
 けどその前に、生き物達の棲みかを奪ってしまったという事が、結局は人間にとっても他の生き物達にとっても、大きな悲劇を生む原因となったのでしょうね。
 
 
 世界でほんの一握りの飽食の国“日本”
 我々が残した食べ物を見て、嘆き悲しみ怒りさえ覚える人は、世界中に何十億いるだろうか・・・
 そして日本もやがて、その何十億人に加わる、いや、全世界の人々がそれに加わる日も近いのではないだろうか・・・
 
 食べもしない生き物殺している余裕も、「余るぐらいが丁度言い」などと言っている余裕も、すぐに無くなる時代が来るような気がしてなりません・・・



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2007年07月12日

10ヶ月振りに奴が来た!

  沖縄の台風

 10ヶ月の時を超え、今年もまた沖縄に奴がやってきた。

 奴の今年最初の狙いは人口密集地・那覇だ!
 
 始めは八重山ににらみをきかせていたものの、昨年骨の髄まで食い漁ったせいか、丸々太るまで待ってやろうと言わんばかりに、途中から数年来たっぷり肥えてきた沖縄本島をターゲットに進むらしい。

 そして、沖縄で食い足らん時には、九州、東海、関東をもむさぼりつくであろう。

 一部報道では“マンニィ”は昨年9月の“サンサン”に匹敵するほど狂暴だという・・・。


 実を言えば奴も年に数回は来てもらわなければ困る。
 農作物への水分、生活用水、サンゴ礁の水の入れ替え・・・etc

 昔から人々の暮らしにも生態系にも、年に数回の奴の営みの恩恵があったからこそ成り立っていたはずだ。
 けどそれは、決して狂気と化した奴ではない。
 昔から慣れ親しんだ、ちょっと厄介ものだがでも憎めない、そんな奴だったはずだろう。

 
 “過ぎたるは及ばざるが如し”


 奴が年々狂暴になり、狂気と化する要因の一つはこれだ!

 “Co2”

 やっぱりこいつを野放しにしてはいけないんだ!

 奴をこれ以上狂暴にしてしまっては、恩恵よりも損失の方がきっと大きくなるだろう。

 
 石垣島になおも残る奴の爪あと・・・

 これから奴と遭遇する皆様、どうかご無事でありますように・・・ 



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2006年07月01日

オカガニ救出作戦Part2

  オカガニ

 これから石垣島は観光面でもトップシーズンを迎えます。
 人口急増に加えレンタカーも増え、730交差点やイオンタウンの付近ではちょっとした渋滞!?までおこる今日この頃であります。


 以前このブログで  「オカガニ救出作戦」  という記事を書きましたが、その中でオカガニが海へと辿り着くには、少なくとも 二つの大きな障害 があるという事を紹介しました。

 その二つ目である道路の横断・・・この時期毎年の事ですが、海沿いの道路では数多くのオカガニくん達が 車の下敷きに なっております・・・。

 自分もとっくに数え切れない程車で夜の道路を走っておりますが、制限速度で走っていれば かなり手前からでも発見できますし、容易によける事も可能です。

 但し、 “夜の道路にはカニがいる!”  という意識を念頭においとかないとなかなか発見しずらいかもしれません。

 基本的にカニの住む場所は水の中ってイメージが強くて、道路を横断するカニなど想像もしてなかった、って人も多分たくさんおられると思います。

 けれどいるんです道路に・・・しかも極普通に・・・しかも、しかも、カニ達だけじゃなくカメやクイナや他に色々な生き物達が・・・。

 人間の勝手な都合で道路を作ってしまったんだから、せめてそこを横断する生き物達の安全には十分に気をつけたいものですよね。

 (写真のオカガニくんは撮影しようと歩いて近付いたから両手を広げて威嚇してきたけれど、猛スピードの車相手では威嚇する間もなく潰されてしまいます・・・。)



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2006年06月04日

オオムカデをパクリッ!

  オオヒキガエル

 夜な夜な道路などに溢れかえるちょっと大きなカエルくん、夜のツアー中などで出くわすと必ずこう紹介しています。
 「本来、この島にいてはいけないカエルです」、と・・・。


 このカエルは、もともとサトウキビ畑の害虫駆除を目的に、その昔人為的に持ちこまれた、所謂 “移入種” である オオヒキガエル です。

 強い繁殖力で増殖を重ね、もともと島にいた在来種の生き物達やそれらの餌までをも奪うものだから、島の生態系をとても脅かしている ちょっと困ったカエルくん なのです。

 ・・・しかし、こんなものまでパクリッ!と食べるとは・・・

 食べられている方はトビズムカデ、ムカデの中では 日本最大級 でこの写真のも約15cmはあったであろう。
 さすがに大きい獲物だったのか、一口では飲み込めずに半分まで口に入れて 只今胃の中で消化中! といった感じでした(勿論ムカデの半身はまだバタバタともがいておりました・・・恐)。
 ムカデなので毒をもっており、人間が噛まれると激しく痛むらしい・・・けれどこのカエルにはどうも効かないようだ!?(カエルの方も毒を持っているが・・・)
 
 ところで、世の中にはオスとメスがそろっていなくても、たった一匹だけでも(単性で)繁殖できる生き物もいます。
 とにかく元来その土地にいなかったものが入ってしまうような行為には、十分気をつけたいものですよね。


 (ナイトハイク中にてお客さんのTさんが第一発見者! 貴重なシーンをカメラに収められて大変感謝しております。ありがとうございました。) 



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2006年02月07日

ブラックジャックと石垣島

 『ブラックジャック』・・・言わずと知れた漫画界の巨匠“手塚治虫先生”の代表作の一つである。

 ストーリーを大まかに言うと、天才外科医(但し無免許)ブラックジャックが神業的な手さばきで数々の超難関な手術を請負い、そして、その報酬として、常識ではあり得ないとんでもない高額な金を要求するといったお話し(実際はもっと複雑で社会的メッセージも数多く含まれているのだが・・・)。

 無免許の時点で一見すると詐欺師であり悪党なのだが、高額な金を要求するのは基本的には悪事を働いて(裏社会で)大儲けしている連中からであり、しかも手術成功率は約9割と決してただの詐欺師でも悪党でもないのだ。

 その中で今回話題にしたいのは、そのブラックジャックが巻き上げた!?とんでもない額の金の使い道である。

 このマンガを読まれた事のある方はよくご存知だと思うのですが、実は彼は豊かな自然の残る土地を誰にも手を付けられないように、儲けた大金でコツコツと買い占めていたのです。

 そうすれば少なくとも彼が生きている間は手付かずの自然が残る、勿論一般人にはとても真似の出来ない話しなのですが、現代においてはとりあえず一番手っ取り早く、しかも非常に有効な自然保護の手段なのかもしれません。

 ところがこの話し決してマンガの世界だけではなく、このように土地を買う事で自然を守ろうとしている人々がいると、随分前になりますがプロジェクトXという番組の中で見ました。

 場所は釧路湿原、今でこそここは地元住民の努力により国立公園に指定されているのですが、それに外れてしまった区域をも守りたいという一心から、その中心人物であった土佐さんという方が十数年前から漁で得たお金で今でもコツコツとその土地を買い続けているそうです。
 
 今、米原の巨大リゾート計画で揺れる石垣島、人口急増で揺れる石垣島、数年後の新石垣島空港がもたらすものは決して利益だけではないはず・・・この島の未来に対して不安を抱えている人は私を含め大勢いるものと思われます・・・。

 これは全く他力本願な考えで誠に申し訳無いのですが、世の中の有り余るほどの大金を持っている人達に、こんなブラックジャックや土佐さんのような素晴らしい方が、石垣島にそして世界中に沢山現れてくれたら良いなぁとそう思います。

 けど大金持ちほどやっぱり私服を肥やす事に夢中なのかな・・・。

 

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2005年12月27日

RDBに載せるな!

 RDB(レッドデータブック)=日本国内で絶滅の危機にさらされている、あるいは既に絶滅している動植物達をまとめた統計を言う・・・

 この存在を知る人が、全国でどのくらいの割合を占めるのか全く見当がつかないのですが、まだご存知ないという方はこれを機にちょっと小耳にでも挟んでおいて頂ければ幸いです。

 このRDBは絶滅危惧の度合いにより名称分類され、単純に言えば上から順に絶滅の恐れが強くなっています。
 図鑑等でも時々このような記号を見かけるかと思いますのでこれからちょっと意識されてみてはいかがでしょうか。

  絶滅(EX)
  野生絶滅(EW)
  絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
    絶滅危惧ⅠA類(CR)
    絶滅危惧ⅠB類(EN)
  絶滅危惧Ⅱ類(VU)
  準絶滅危惧(NT)
  情報不足(DD)
  絶滅の恐れのある地域個体群(LP)


 ちなみに石垣島でよく耳にする動植物達ですと、

  カンムリワシ=絶滅危惧ⅠA類(CR)
  リュウキュウキンバト=絶滅危惧ⅠB類(EN)
  ヤシガニ=絶滅危惧Ⅱ類(VU)
  セマルハコガメ=絶滅危惧Ⅱ類(VU)
  キシノウエトカゲ=準絶滅危惧(NT)
  米原のヤエヤマヤシ群落=準絶滅危惧(NT)
  その他沢山

  ・・・などとなっております。

 主な減少要因は当然の如く “開発” です。
 これ以上このRDBに追加リストを増やさぬよう皆で知恵を出し合いながら、そして細心の注意を払っていきたいものですよね。
 
 究極の理想は勿論・・・ このようなデータが無くなることです ・・・。

 ■環境省インターネット自然研究所 RDB図鑑
 ■沖縄県文化環境部自然保護課 レッドデータおきなわ



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Posted by be-wonder at 20:52Comments(0)TrackBack(0)環境問題